まず、神経の集中している指先の細かい運動で脳に成長を働きかけます。
さらに問題を解く際、決められた時間の中で、
「見る」「聞く」「動かす」
という同時に多くの情報を処理しながら、計算を進めることを常に行うため、自然と集中力が身に付き、思考速度などが磨かれます。
暗算練習を行う際は、そろばんをイメージ(想像)して頭の中で計算を行っています。
この「イメージ」するということは、積極的に右脳を使うことにつながっており、想像力が養われます。
また、一般的に受験対策などは、文字等の言語系を主とした記憶法が多いそうです。
この言語記憶法は、左脳を使って記憶することになりますが、左脳は記憶の領域がせまく、記憶できる期間も長期間は難しいと言われています。
対して、イメージ系の記憶法は右脳を使って記憶することになります。
右脳は、左脳以上に記憶の領域が広く、大量の記憶が長期間失われないと言われています。
珠算学習を行うことによって、この右脳を使ったイメージでの記憶法(珠算式暗算記憶法)が自然に身につくことに繋がります。
実際に東大生・京大生に行われた某アンケートで、子供時代の習い事を調査した結果、約80%がそろばん学習経験者であったことも納得できます。
自身の成長に合わせ検定試験を受けていく為、努力する事の大切さ、忍耐力も培われると感じています。
努力 → 成長 → 成功(検定合格)→ 今より少し高い目標へのチャレンジ(新しい級の問題)→ 努力 → 成長の繰り返しが、小さい成功体験を積み重ねる事になり、学ぶ事に対しての自信を持たせると考えています。
特に幼少期・成長期などの早い段階に体験することで、この流れが習慣となり、そろばんだけでなく、他の学習にも応用できる良いクセが身に付きます。